パリから世界へ、“日本のいいね!”を広げる伝道師
Japan Expo主催JTS Group CEO トマ・シルデさん

パリから世界へ、“日本のいいね!”を広げる伝道師Japan Expo主催JTS Group CEO トマ・シルデさん

フランスで、漫画、J-Music、コスプレショーや武道に至るまで、日本のさまざまな伝統文化、そして現代のポップカルチャーを紹介。昨年は24万人もの来場者で賑わったヨーロッパ最大のクールジャパンの祭典「Japan Expo」。

©Jess GRINNEISER

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2000年の創立以来、いまも企画・運営を行っているのが、JTS Group。
創立者の一人でありCEOを努めるのがトマ・シルデ(Thomas Sirdey)さんです。
現在はイベントのプロモーション、マーケティング、開発を担当。
2013年には日本の文化庁長官表彰(文化発信部門)を受賞しました。

© Sefa Event

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「フランスで有名なBD(バンド・デシネ、日本で言うコミックのこと)としては、『アステリックス』が有名ですが、日本の人はほとんど知らないでしょう。
日本では接する機会が少なく、非常に残念なことです。
とてもラッキーなことに、フランスでは80年代後半に日本のマンガがテレビ放映され始め、いまでは多くのマンガがフランス人に愛されています。
私も『ドラゴンボール』が大好きで、大きく影響を受けました。」

© Sefa Event

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もともとフランスでも、歌舞伎や浮世絵など、日本の芸術は受け入れられていました。
それでもJapan Expo創立時は、日本文化を愛する人は日本で言う“オタク”的な存在で、決して多くはなかったそうです。
ヨーロッパにおいて、日本の文化をここまで人気にしたのは、Japan Expoを運営するJTS Groupの功績といえるでしょう。

トマ・シルデさんは、日本は、フランスにとってまだまだエキゾチックで魅力に溢れた国だと言います。

 © Anadore

© Anadore

「日本はまさに『ドラえもん』の四次元ポケット。手を入れるたびに新しい何かをつかみ出せる。
さらに面白いのは、それが一度で終わるのではなく、どんどん積み重なって蓄積され、単なるブームとしては終わらないことです。
私たちはこれからも、日本の魅力をフランスから世界へと発信していきたいと願っています。
その中には、日本人から見ればおかしなこともあるでしょう。
私たちが紹介する日本の文化は、外国人から見たグローバルなジャパンであることを理解して欲しいのです。」

© Gilles Pensart

© Gilles Pensart

奥様が日本人ということもあり、日本に訪れる機会の多いトマ・シルデさん。

「ただし、いちいち靴を脱ぐ文化だけは慣れませんけどね」
と、笑いますが来日するたびに見つける新しい発見は、今年7月に開催予定の第16回Japan Expoにも生かされているそうです。

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きゃりーぱみゅぱみゅさんや中川翔子さんら、日本からも多くのアーティストが参加してきたJapan Expo。
今年も盛り上がること間違いなし。

トマ・シルデさんの夢は、将来、おじいちゃんになった仲間たちと共に、さらに大きくなったJapan Expoの会場を歩くこと。

文/有馬敏浩 撮影/小松正樹 写真提供/コンタクトジャパン

Japan Expo主催JTS Group CEO
1979年生まれ。アニメーション,Jミュージックと漫画出版を手がけるグループにおいて,営業とマーケティングマネージャーとしてキャリアをスタートさせる。職務上,漫画のライセンス管理に関わる事もあった。日本の文化と娯楽を普及するというジャパンエキスポの目的に魅かれ,2000年にグループの一員となる。そして,主にイベントのプロモーション,マーケティングと開発を担当する。
平成25年度文化庁長官表彰(文化発信部門)受賞。
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