高知県はひとつの大家族やき。
夏の風物詩”高知よさこい祭り”で感じた極上の「いいね!」とは

高知県はひとつの大家族やき。夏の風物詩”高知よさこい祭り”で感じた極上の「いいね!」とは

夏の風物詩といえば、やっぱり……祭!

日本全国で開催され、その土地の伝統や文化、そして熱気が人の心を惹きつける、祭!

四国三大祭りに数えられる「高知よさこい祭り」も、そんな熱い”暑い”祭りの1つ。

2016年で第63回を迎えるとても人気のある夏祭りとして、全国から数万人以上の方が訪れ、年々盛り上がりを見せています。(一部有料席以外は無料で観れるため、人数の計測はできないそうですが南国土佐の熱気はすごい)

どアップですみません……

どアップですみません……

今回「いいね!JAPAN」では、ライターの松田然が踊り子として参加し、その熱気を実際に体感すると同時に、参加者視点で高知よさこい祭りの「いいね!」を集めてきました。

「高知よさこい祭り」とは?

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第一回大会が開催されたのが、1954年8月。

当初は、不況を吹き飛ばし、市民の健康と繁栄を祈願するとともに商店街振興を促すために、高知県商工会議所が中心となり開催したお祭りでしたが、その規模が年々拡大。今は全国から趣向を凝らしたダンサーチームが集まる一大イベントにまで発展しています。

まずは「よさこい祭りとはどんな踊りなの?」という方に、映像にて。

先頭で踊っているのは、高知家の名物マスコット「カツオ人間」
高知のカツオはとてもお美味しいのですが、こちらもいい”味”だしてます。

そして、踊り子たちの一糸乱れない演舞……。

チームが一丸となってビシッと揃いながら踊るのは快感の一言です。

息を合わせて踊る美しさ

息を合わせて踊る美しさ

今回、私は「高知家カツオ人間よさこいポジティブDancers」として、四国銀行さんとの合同チームに参加することに。

他にも、第63回大会に参加したのは全部合わせて205チーム。約1万8000人の踊り子が演舞を披露しました。

参加チームの個性が「いいね!」

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『土佐の高知のはりまや橋で 坊さんかんざし買うを見た よさこい よさこい♪』

これは、よさこい節の歌詞の一節。

「よさこい」とは土佐弁で「夜に来てください」と言う意味。江戸時代の末期、高知にある竹林寺のお坊さん純信と美しい娘のお馬との道ならぬ恋の物語が元になっています。

各チームは、曲のどこかにこの「よさこい鳴子踊り」のフレーズを盛り込むことが踊る際の最低限のルール。

また、鳴子を小道具に使用することも決められています。

鳴子の伝統的な形は、朱色の木製ボディに黒と黄色のバチがついています。

鳴子の伝統的な形は、朱色の木製ボディに黒と黄色のバチがついています。

しかし……それ以外はほとんど自由!

華やかな飾り付けをした地方車(お囃子車)がオリジナルの楽曲を鳴らしながら(夜にはギラギラの照明を光らせながら)先導し、その後ろを踊り子たちが付いて街中を練り歩きます。

地方車にボーカルが乗り踊り子に激を飛ばすことも。

地方車にボーカルが乗り踊り子に激を飛ばすことも。

それぞれのチームが振り付けや衣装にこだわり、正調のよさこい節から、ロック調、サンバ調、テクノ調など、チームごとに違う個性を競い合うのが、よさこい祭りの見所の1つとなっています。

各チーム、伝統の旋律に独創性が融合しています。

各チーム、伝統の旋律に独創性が融合しています。

チームカラーを視覚的に表すのが衣装の役割。

チームカラーを視覚的に表すのが衣装の役割。

東京の人気チーム「ダイヤモンドダイニング」はポップな衣装と音楽で観客を魅了。

東京の人気チーム「ダイヤモンドダイニング」はポップな衣装と音楽で観客を魅了。

小さい子供も踊り子として参加しています。

小さい子供も踊り子として参加しています。

踊るのは人間だけではありません。最近は。

踊るのは人間だけではありません。最近は。

各チームが個性を全面に出して「私たちを見てくれ!」とばかりに気合を入れて踊るのは、観客の方々にとっても、その迫力が伝わっていきます。

高知の街中で踊る(観戦できる)のが「いいね!」

毎年8月9日(前夜祭)10日、11日(本番2日)、12日(後夜祭・全国大会)の4日間、高知市内9ヶ所の競演場・7ヶ所の演舞場で開催され、高知の街はよさこい一色となります。

市内の一般道が競技場に

市内の一般道が競技場に

商店街のアーケード

商店街のアーケード

大舞台で踊れるのは踊り子冥利につきます。

大舞台で踊れるのは踊り子冥利につきます。

この商店街はすごい長い!観客がすごいいる!炎天下やばい!!
踊り子にとっては次はどんなところで踊るんだろう……と、会場ごとに異なる”色”を楽しみながら舞部を披露します。

踊りを見物している方々も、一か所にとどまって見るのも、お目当のチームを追いかけて場所をホッピングするのもよさこいの楽しみ方。うちわで扇いで踊り子を気遣ってくれたり、踊り子と観客が一体となった祭り本来の醍醐味を味わえました。

よさこい中心のライフスタイルが「いいね!」

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1チーム150人までと決まっており、毎年人気チームには参加の応募が殺到するそうです。そして、熱い夏に向け、気合の入ったチームは5月くらいから踊りの練習を始め、8月に入ってからは毎日特訓をしたという声も聞きました。

私自身も今回初めて挑戦しましたが、東京にて連日の練習を行い、高知に現地入りしてもまた練習と、本番の舞台に上がる前に、各チーム「よさこいを中心に生きている!!」と思えるくらいの気合いを感じた祭りです。(練習は厳しくも本番ですべての努力が報われます)

早朝の高知・桂浜で自主練

早朝の高知・桂浜で自主練

他にも、振付、作曲、音響、照明など多くの関係者のサポートがあり1つの踊りができるのが、見ている人の心を惹きつける要因の1つではないでしょうか。

笑顔と表現力でメダルをゲット!できるのが「いいね!」

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踊り子の胸にキラリと輝く「競演場・演舞場メダル」。

各競演場・演舞場(一部除く)には審査会場があり、何十年もよさこいを見てきた審査員の審美眼で笑顔と元気みなぎる踊り子へ、ねぎらいのメダルが授与されます。他にも、菜園場の菜(な)メダル・半平太メダル、梅ノ辻の梅メダルのほか、木製メダルや鳴子メダルまで、会場ごとのご褒美があるのも嬉しいところ。

頑張った踊り子たちへの勲章があるのは、とっても「いいね!」

私もお情けの努力賞!?でメダルをいただきました。

私もお情けの努力賞!?でメダルをいただきました。

他にも、大きく分けて銀賞(3本)・金賞(3本)・よさこい大賞(1本)といったチームとしての賞があります。

よさこい祭りのハイライトとなる高知城の追手門に連なる追手筋(おうてすじ)をはじめとした競技場で審査が行われ、私が「高知家カツオ人間よさこいポジティブDancers」の一員として参加した四国銀行チームが「審査員特別賞」に!出場62回で初の入賞とのことでした。

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家族のような一体感が「いいね!」

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「よさこい祭りって、各チームそれぞれがライバルのようで、実は高知を盛り上げている家族のような存在なんです。踊り子同士すれ違う際は挨拶が基本。踊る前にはお互いのチームの健闘を祈って応援するし、本当に気持ちがいいお祭りですね」

そう話すのは高知に移住してきて、自身もよさこい踊りに参加したことがあるという商店街の方。

チームの目標として賞を目指していても、争うのではなく仲間のように祭り全体を盛り上げる一員として全力を尽くす姿勢があることが、高知よさこい祭りって本当に「いいね!」と思った瞬間でした。

まとめ

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よさこい祭りに実際に参加してみて、本当にたくさんの魅力を感じました。

観て楽しい、一度参加したらまた踊りたくなる(ハマる感覚。来年の夏が待ち遠しい!よさこいに恋してる)

こんな熱い祭りの中で最高の「いいね!」を決めるとなると、やっぱり……踊った後の高知のお酒と料理、最高!

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祭りが終わった後の高揚感。そのあとに待っている乾杯の音頭。これは全国のお祭り共通の嬉しい瞬間だと思いますが、料理もお酒も美味しい高知はそれも格別(いつ行っても美味しい、祭りの日は極上!)。

その日に水揚げしたばかりの鰹に、ネギやにんにくなどの薬味を乗せて土佐醤油やポン酢でいただく。明日も踊るんだけどと言いつつお酒も話もどんどん進み、大宴会へ。

飲酒にかける費用が全国1位(2012年 新・都道府県別統計とランキングで見る県民性より)の高知だからこそ、お祭りの日はさらに盛り上がります。

と、最後は高知らしく!?お酒の話題が出たところで、土佐のカーニバルに、あなたも…よさこい!

取材・文/松田然 写真提供/有志一同

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