もう一度世界へ、“和紅茶”の復活
和紅茶『狭山コングーブラックティー』『kiseki』

もう一度世界へ、“和紅茶”の復活和紅茶『狭山コングーブラックティー』『kiseki』

埼玉県狭山市の茶農家奥富園15代目・奥富雅浩さんが茶葉を提供し、埼玉県さいたま市の中国茶・台湾茶専門店『翡翠館』店長・中峰剛さんが手掛けた『狭山コングーブラックティー』は、英国の国際食品コンテスト「グレート・テイスト・アワード」単一農園リーフティー部門で2012年・2013年・2014年のツースター金賞を受賞。3年連続のツースター受賞は、日本初の快挙となりました。

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『狭山コングーブラックティー』は、紅茶用ではなく狭山の煎茶用品種の茶葉『やぶきた』からつくられた紅茶。

「日本の茶葉でつくった国産紅茶が世界に通用することが認められたことで、狭山のみならず、国内の茶農家の励みになれば」と中峰さんは語ってくれました。

奥富雅浩さん(左)、中峰剛さん(右)

奥富雅浩さん(左)、中峰剛さん(右)

「長年、試行錯誤を重ねてつくりあげてきた茶葉。その茶葉で作った和紅茶を『サヤマ』という個性を持つ新しいブランドの紅茶として、世界中の人に 飲んでいただきたいと思います」(奥富雅浩さん)

家族で茶葉を育て、家族でお茶をつくり、家族で売る。狭山伝統の自園・自製・自販を守る奥富園さん一家のお茶づくりの情熱は、16代目奏太郎君へと引き継がれていくことでしょう。

奥富園さんご一家

奥富園さんご一家

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2013年、三重県亀山市に今では消えてしまったと思われていた銘茶「べにほまれ」の畑が、奇跡的に残っていることが発見されました。そこで亀山市の茶生産者の人たちを中心に「べにほまれ紅茶を甦らせよう」と発足したのが、『亀山kisekiの会(亀山べにほまれ紅茶復活プロジェクト)』です。

茶農家・地元飲食店・行政・茶農協・企業がひとつになって行う亀山紅茶の復活活動は、亀山の新たな食文化づくりによる地域おこしとなる事業、また多くの人たちから賛同と協力を得る有機的な産地ストーリーとなって進行しています。

大谷一哉さん

大谷一哉さん

「べにほまれ紅茶を使った亀山の地域おこしには、手応えを感じています。農家だけで頑張れというのは難しいことで、地元の飲食店の協力はもちろん、行政や企業の支援をうまく絡め、それぞれができるコトで社会にインパクトを与える好循環ストーリーができないと新たな価値創発はできません。亀山紅茶を通して新しい好循環をつくっていきたいと思っています。」(三重県中央農業改良普及センター茶普及課・農業革新支援専門員/大谷一哉さん)

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茶摘みボランティア活動に参加するほとんどの方が、その労働の大変さに驚くそうです。のどかな茶園風景からは想像できない茶農家の方々の苦労、こうした活動を通じて日々飲めるお茶への感謝も深まっていくことでしょう。

味わいも年を重ねるごとに上がってきている「亀山べにほまれ紅茶」。奇跡の復活に関わるたくさんの方々の思いが込められたこの紅茶は、着実に亀山の地域おこしの主役になっています。

『狭山コングーブラックティー』 http://hisuikan.theshop.jp/items/272782

『kiseki』 http://k-benihomare.jp/index.html

文/有馬敏浩 撮影/小松正樹 写真提供/翡翠館、亀山kisekiの会(亀山べにほまれ紅茶復活プロジェクト)

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