和の風情に癒される。「納涼金魚ちょうちん船」で、東京下町巡り

和の風情に癒される。「納涼金魚ちょうちん船」で、東京下町巡り

心地よい川風に吹かれながら水上をすすむ納涼船。日本の夏の風物詩として人気があり、東京の下町を流れる隅田川には、夜になると煌びやかな光を灯した船が行き交います。

その中で、ひときわ“和”の風情を醸し出す「金魚ちょうちん」を付けた船が話題を呼んでいます。東京、浅草橋で七代続く老舗の船宿・三浦屋が誇る最新の観光クルーズ船「粋人丸(すいじんまる)」に飾られているモノ…… その正体は、山口県柳井市の特産品、「金魚」です。

今回は、日本のいいね!なモノとして「金魚ちょうちん屋形船」をご紹介します。

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金魚ちょうちんとは、幕末の頃、青森のねぶたをヒントにして考案したと言われている山口県柳井市の特産品です。赤と白の胴体に、パッチリと黒い目を開いたおどけた顔の金魚は、割り竹で組んだ骨組みに和紙を貼り、赤と黒の染料で色付けして作られています。

そんな、金魚ちょうちんが東京の下町、隅田川で見れるようになった背景には、江戸の文化が今も残る日本橋へ多くの方々に来てほしいという想いがあるそうです。

使用写真_99A6390 金魚ちょうちんでデコレーションされた納涼船は、日本橋船着場から出航します。顔を上げると、上には高速道路が走る東京のど真ん中。しかし、出航間際になると、色鮮やかな浴衣を来た参加者が次々に集まり、川沿いの昔ながらの建造物や日本橋の風景と合わせて、雰囲気がガラッと変わります。

_99A6370 日本橋川をゆっくりと進むと、途中すれ違う遊覧船や、川岸の人からも、視線を集める「金魚ちょうちん屋形船」。船頭さんが、流れ行く景色の中で見どころを案内していきます。

使用写真_99A6415 数分進むと、一気に視界がひらけ隅田川に合流します。ここから東京スカイツリーに向けて川を上がっていきます。途中にかき氷のサービスも。

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川風に心地良さそうに揺れる金魚を見ているだけで何だか癒された気分になってしまうから不思議です……

使用写真_99A6422「納涼金魚ちょうちん船」の見どころの1つは、隅田川にいくつも架かる橋の下を通り、川の上から橋を眺められること。非日常感いっぱいの景観を楽しめます。

使用写真_99A6417 東京下町の景色に浸っていると、目の前に現れるのが、東京の新しいシンボル「東京スカイツリー」。江戸で育まれてきた心意気の「粋」と、美意識の「雅」という2つのカラーが、日によって変わります。

使用写真_99A6446 「夏らしいイベントだなと思って家族で来ました」「今回の参加が2回目、友達を誘って来ました。金魚が本当に可愛い!」…そんなお客様の声からも、夏の夜を楽しむイベントとして人気があることが伺えます。

_99A6463船頭(新倉雅隆さん):「現在は船頭の仕事をはじめて4年目。以前の船は、金魚ちょうちんが付いていませんでしたが、可愛い金魚は水辺に映えるので雰囲気がずっと明るくなりましたね。墨田川は見どころがたくさんありますが、私が納涼船のコースの中で特にお気に入りのポイントは新大橋ですね。橋の形や夜のライトアップがキレイなのはもちろん、この橋の近くには松尾芭蕉が住んでいたという歴史のある場所です」

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約75分間の水辺の旅を終えた後は、帰路につく方も、日本橋の街中へ繰り出す方も……納涼金魚ちょうちん船、2015年は9月19日までの企画。同じく日本橋で開催されている「ECO EDO 日本橋 アートアクアリウム2015」は、5,000匹の金魚と、照明や映像、音楽、香りなど最新の演出を用いた水中アート展として人気があります。こちらの企画も9月中旬まで。

東京の夏の新たな風物詩、「金魚」。ゆらゆら揺れる、その可愛らしい姿に癒されてみませんか。

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納涼金魚ちょうちん船(のうりょうきんぎょちょうちんせん)

金魚ちょうちんで楽しくデコレーションした納涼クルーズ船が隅田川を運航。船上では川風に吹かれながら、かき氷を味わい、スカイツリーの夜景を間近に楽しみます。

【発着場所】 日本橋船着場(三越前)

【料 金】 大人3,500円/子ども2,000円(乗船料、かき氷食べ放題付き)

【定 員】 39名

【コース】 日本橋船着場~東京スカイツリー~日本橋船着場

イベント詳細 https://www.shinnichiya.com/?p=4866

新日屋 https://www.shinnichiya.com/


取材・文/松田然 撮影/鈴木智哉

 

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